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美術館 / 電算室 / 材料棚 / 金型


美術品、IT機器から、
産業設備まで「揺れない」
地震対策で社会と企業の

重要な資産を守ります

免震・制振事業イメージ

耐震、制振、免震の違い

いつ起こるか予測のできない大地震。建物や設備など資産への対策だけでなく、BCP(事業継続計画)として、災害発生時に「事業の継続」を目的とした対策が必要とされています。
耐震固定では設備の倒壊を防ぐことができても、激しい揺れから設備自体を守ることはできません。
エーエスでは、「事業の継続」を目的とした“揺れを伝えない”「免震」「制振」技術を使い、あらゆる設備を大地震の揺れから守る地震対策を提案してきました。
技術の高度化により、設備がより精密になり、微細化が進んでいく中、エーエスは振動制御のエキスパートとして設備を“揺れさせない”技術を提供していきます。

免震の基本構造

  • 支承機構がないと揺れを逃がせない
  • 復元がないと、変形したまま、余震に対応できない
  • 減衰がないと揺れ続ける、変位を制御できない
免震の基本構造図
ASTCRロゴ

エーエスの免震機構であるASTCR免震装置は振り子の原理を用いた車輪とレールのシンプルな構造の組み合わせでできているのが特徴です。

  • 支承機構の中に、復元、減衰機構が集約されたシンプルな構造
  • 円弧レールによる、振り子の原理で復元力を生じさせます。
  • レールを転がる車輪と車軸の回転摩擦により、減衰力を生じさせます。
  • 免震性能がレール形状と車輪車軸比により決まるので、最適設計が可能です。
ASTCR免震装置構造
ASTCR免震装置構造
荷重依存がない

質量が関係しない原理を利用しているため、搭載物の重量が変わっても免震性能に影響がありません。また、性能の調整をする必要がありません。

余震にも対応

復元力があるため、地震後は元の位置に戻ります。度重なる余震にも対応します。

偏心荷重OK

水平2方向のレールを車輪のガイドにより拘束しているため、展示物の重心位置に関わらず免震効果を発揮します。

メンテナンスフリー

定期的な交換、メンテナンスが必要な部品を使用していません。

精密機械向け

主にサーバーラックに対して導入しており、官公庁、医療機関、金融機関、教育・研究機関、マスメディア・物流・商社等の分野で多くの実績があります。免震装置は用途に合わせてご提供させて頂きます。

精密機器向け免震装置

AK1(機器免震)

セパレート型免震装置。東日本大震災クラスに対応。
許容変位を超える地震にも搭載物への影響を極力抑えられます。

AK-1(機器免震)
オプション
オプション(床固定用ブラケット)
床固定用ブラケット(1セット4個)
オプション(サイドカバー)
サイドカバー(1セット)
型式単体寸法W×D×H[mm]質量[kg]変位[mm]積載許容荷重[kg]
AK1530×1200×9869±2301,500

SSX-E(機器免震)

セパレート型免震装置。阪神・淡路大震災、新潟中越地震クラス対応。

SSX-E(機器免震)
型式単体寸法W×D×H[mm]質量[kg]変位[mm]積載許容荷重[kg]
SSX-410-890-E410×890×9268±2001,000
SSX-410-990-E410×990×9272±2001,000
SSX-410-1190-E410×1190×9287±2001,000

床免震

フロア全体を免震化。小さなスペースからの免震化が可能で、費用に合わせて部分的な免震化も可能です。

床免震
床免震
型式寸法W×D×H[mm]積載許容荷重[㎏/㎡]変位[mm]FA板サイズ[mm]
FF-4502700×2700×159350~1000±250450
FF-5003000×3000×159500
FF-6003600×3600×159600

生産現場・設備向け

半導体製造装置免震

半導体製造装置の下に設置する薄型免震ユニットで地震から製造装置・製品を守ります。

半導体製造装置免震

産業設備用免震(材料パレット)

工場などの使用環境に対応し、ゴミ、粉塵をシャットアウトするカバーや掃き出すスクレパーを付属しております。

美術館・文化財向け

文化財や美術品に対して地震の揺れから物を守ります。クロス、天板の別性も対応可能です。

HBRシリーズ

美術館、博物館への導入実績多数有り。ASTCRの機構を採用した小型免震台。

小型免震台
美術館・文化祭向け
型式寸法W×D×H[mm]質量[kg]変位[mm]積載許容荷重[kg]
HBR-370370×370×501216515以下
HBR-400400×400×501418015以下
HBR-440440×440×501619520以下
HBR-500500×500×823520040以下
HBR-500S500×500×826520060以下
HBR-600600×600×823820040以下
HBR-600S600×600×827520060以下

WRシリーズ

小型免震台。スライドレールにより装置高さを抑え、ノックダウン方式を採用し持ち運び重量の軽量化を実現。

小型免震台
WRシリーズ小型免震台
型式寸法W×D×H[mm]質量[kg]変位[mm]積載許容荷重[kg]
WR-370370×370×409.516520以下
WR-400405×405×4010.518020以下
WR-440440×440×401120020以下

TCRシリーズ

独立ケース、覗きケースの免震化に最適です。

TCRシリーズ
覗きケースの免震化
型式寸法W×D×H[mm]質量[kg]変位[mm]積載許容荷重[kg]
TCR-800800×800×168(LA)173215450
TCR-900900×900×168(LA)200230500
TCR-10001000×1000×168(LA)240230600
TCR-12001200×1200×193(LA)365230750
※LA=レベルアジャスター

制振システム

TMD(Tuned Mass Damper)は、振動を制御したい建物や機械に対して、Mass(おもり・負荷重量)をDamper(ダンパー)とばねを介して取り付け、重量やばねの調整により固有振動数を最適にTuned(調整)することで、建物や機械が受ける風や地震等の振動をMassが揺れることで吸収して振動を抑えるシステムです。

制振システム

納入事例

サーバーラックの地震対策

【対策商品】 AK1

【対象設備】 サーバーラック

【対策目的】
地震発生時の衝撃によるラック内のサーバー破損防止
固定では衝撃を逃せないため免震採用

サーバーラックの地震対策
サーバーラックの地震対策

文化財の地震対策

【対策商品】 TCR免震装置

【対象設備】 ロダン作「考える人」

対策目的
耐震固定不可な文化財の地震対策
屋外に設置しているため、風荷重、雨除けを考慮

文化財の地震対策

金型の地震対策

【対策商品】 スベリ方式免震装置

【対象設備】 金型保管場所

対策目的
段積みにしている金型の地震保護
出し入れをする等、運用上固定困難かつ破損による損害が大きいため免震採用

金型の地震対策

材料棚の地震対策

【対策商品】 高荷重型免震装置

【対象設備】 材料棚、仕掛品保管場所

対策目的
材料棚の転倒、荷崩れ防止
仕掛品は破損による損害が大きいため免震採用

材料棚の地震対策

生産ラインの地震対策

【対策商品】 床免震装置

【対象設備】 生産ライン全体

対策目的
地震発生時に、衝撃による生産設備の破損及び生産ラインのズレ防止のため複数ラインの内1ラインに採用頂き、災害時に生産を継続するために免震採用

生産ラインの地震対策

FAQ よくある質問

Q1. ASTCRの特徴は何でしょうか?

Q2. 耐震と免震の違いは何でしょうか?

Q3. 免震装置の耐用年数はどれくらいでしょうか?

Q4. 免震装置設置時の注意事項は何でしょうか?

Q5. 保証内容はどのようになっていますでしょうか?

Q6. 地震発生後は元の位置に戻りますか?

Q7. ASTCRは三次元に対応してますでしょうか?

Q8. 定期点検は必要でしょうか?

Q9. 免震装置は固定が必要でしょうか?

Q10. 納入実績に掲載の無いものでも免震化できますでしょうか?